夏休みの勉強は「毎日○時間」より「いつ・何をやるか」

もうすぐ夏休み。
「今年こそ、毎日しっかり勉強してほしい」
「1学期の苦手を夏休み中に克服してほしい」
そう考えている保護者の方も多いのではないでしょうか。
そこでよく立てるのが、
「毎日1時間勉強する」
「午前中は勉強する」
といった目標です。
もちろん、目標を決めることは大切です。しかし、「1時間勉強する」だけでは、子どもにとっては意外と動きにくいことがあります。
なぜなら、机に座ったあとに、
「何をやればいいの?」
「どこから始めればいいの?」
と考えなければならないからです。
そこでおすすめしたいのが、「時間」だけではなく、「いつ・何をやるか」まで具体的に決めることです。
たとえば、
「朝ごはんが終わったら、算数の計算を10問やる」
「昼ごはんの前に、学校の宿題を2ページ進める」
「寝る前に、今日覚えた漢字を5個確認する」
このように、普段の生活と勉強をセットにすると、「いつ始めるか」がわかりやすくなります。
また、夏休みの計画を立てるときに注意したいのが、最初から完璧な計画を作りすぎないことです。
夏休みには、旅行やお出かけ、習い事、体調不良など、予定外のことも起こります。1日できなかっただけで計画が崩れ、「もう無理」となってしまってはもったいありません。
そこで、最初から「調整する日」を作っておくのも一つの方法です。
たとえば、月曜日から金曜日まで学習を進め、土曜日は遅れているものを調整する日にする。予定通り進んでいれば、土曜日は休んでも構いません。
計画は「守れなかったら失敗」ではなく、必要に応じて直していくものです。
これは、勉強だけでなく、これからさまざまなことに挑戦していくうえでも大切な力です。
保護者の方には、計画をすべて決めてあげるのではなく、
「夏休みが終わったとき、どうなっていたい?」
「それなら、何をやったらよさそう?」
「いつやると続けやすそう?」
と、一緒に考えてみてほしいと思います。
自分で決めたことは、誰かに一方的に決められたことよりも、取り組みやすくなることがあります。
そして、計画通りにいかなかったときも、
「なんでできなかったの?」
だけで終わらせるのではなく、
「どうしたら明日はやりやすくなるかな?」
と、次の行動を一緒に考えてみてください。
大切なのは、一度立てた計画を完璧に守ることではありません。
決める。やってみる。うまくいかなければ、直す。
夏休みは、勉強するだけでなく、子どもが自分で学習を進める力を育てるチャンスでもあります。
今年の夏は、「何時間勉強したか」だけでなく、「自分で考えて、取り組み、調整できたか」にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
森大塾でも、一人ひとりの状況に合わせながら、学習内容だけでなく、自分で学びを進める力を大切にしています。